ここでは、宣伝とか告知事項とかよりも、なるべく心の内をありのままに綴っていけたらと思っています。
11/1(日)、横浜ベイジャングルにてエマージェンザジャパンの予選に出場しました!
ドイツでの世界大会出場に向けての国内予選で、観客の挙手で順位が決まるこの大会!
結果は・・・・・・7組中、最下位でした。
でも15人も手を上げてくれた人がいたことに、悔しいより嬉しいがまさり、俄然素人。
それもそのはず、人生、初ライブでした。
さて、なんで今までライブなんて一度もしたことないのに、たった一人でこんな無謀な挑戦をしたかというと、話せば長くなるのですが・・・。
今年の4月に静岡での仕事を辞めて東京の実家まで自転車で帰ってきて、そこからどういうわけか急に音楽に目覚め、家でピアノを毎日弾きまくって次々と曲ができて、音楽サイトに登録してたらこの予選のお誘いがメールであって、こんな雲の上の大会は無理ですと最初断ったのだけど、そこまで敷居は高くなくチケットノルマがないので初心者の人でも気軽に参加できると言われ、音源を聞いてそういう風に誘ってくださってるのだから、まだ3か月以上あるしなんとかなるだろ!と意を決して出場を決意したのでした。ふー。
ところが。
なんとかならなかった。
メンタルの方が全然整わず。
ものすごい緊張と不安の中、本番を迎えてしまいました。。
誘ってくれた方から主催者の方へと連絡がバトンタッチして、最初のミーティングの時「ソロで初めていう人は初めて」と言われ不安でいっぱいになって、本番一週間前2度目のミーティングした際、集客はどんな感じですかと聞かれ「ゼロです。。」と言わなくてはならなかった時、胸が押しつぶされるほど苦しかった。
まちがえちゃった。私まちがえちゃった。どうしよう。ひとりだ。
逃げ出したい。逃げ出したい。そんな思いがぐるぐるかけ巡り、やばいくらい辛かった。
うまく演奏できる自信もないのに家から2時間かかる所に友達を2000円チケット代もらって呼ぶのも、できなかったり。
チケット代払うから!っていう誘い方しかできなかった。。
音楽活動って、イバラの道だなぁ。ましてや、誰かと一緒じゃなくてひとりだと。
すごくすごくハートが強くないとできないなぁって、思っちゃった。
そうして、本番。
幕が上がる前、盛り上がる声が聞こえてきた。すごく楽しそうな声だった。
司会者の呼びかけで、歓声が起きる。
幕が上がると。
トップバッターだし、観客2、3人を想定してたのに、予想に反して、すごく、人がいた。
みんなの顔が、期待で輝いてるのが分かった。
あとはもう、がむしゃらだった。
なんどもまちがえた気がする。
でも、止まらず、やりきれた。
やる前は、最悪失神するかなと思ってたけど、脈拍も不思議と落ち着いていて、フリーズすることなくやりきれた。
途中で手拍子が聞こえてきた時は、イスから転げ落ちるんじゃないかってくらい、本当にびっくりした。
ありがとうありがとうって心の中で言いながら、泣きそうになりながら、必死に鍵盤を叩いてた。
そんなこんなで、人生初ライブが終わりました。
すべてのプレッシャーから解放され、なんの重圧もない安堵の中、今、生きてます。
もう二度とこんな心細い思いはしたくないという気持ちにずっと支配されていたけれど、私の音楽で誰かの心を灯せたらすごいのにって、今は思ってます。
あの期待に輝く顔が、曇ることなくよりいっそう輝いていったんなら、そんな素晴らしいことないよなぁって妄想してしまう。
これからどうしていくかはまだ未定です。
誰も聞いてくれなかったとしても音楽を作り続けていこうってストイックな気持ちでこれまでやってきたけど、やっぱり誰にも聞いてもらえなかったら、誰の心も灯せなかったら意味ないなぁって思うようになってはきてて。
とりあえずホームページとブログを立ち上げたので、ホームページでは情報を、ブログの方では揺れ動く心の声を、なるべく正直に発信していこうと思っています。
辛い時、心細い時は、「がんばれ」って言ってくれてるみたいな、あの手拍子を心の中でリプレイすることにします。
だいぶ真面目くさった、長々とした文章になってしまいました。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!
ArispiA