2016年9月5日(月)は、ArispiA 5度目のライブでした
地元立川、バベル様からまさかのオファーがあったのが3月のこと。
YouTubeを聞いてくださった方からメールでお誘いいただくことはごく稀にあったけど、けっこう断ってしまっていた。
でもここはなんといっても地元だし、超ロックなイメージでカッコいいライブハウスだから是非ともやりたいな〜と思って。
やりたいな〜と思ったものの当時歌入りの曲は2曲しかなかったので、半年先に予定を組んでいただいた私の小心。
9/5は『フロアの狼達』というイベントでした
一匹狼ばかり12組、私以外全員ギターで。
12組中10組が男の人。
フロアの狼達というネーミングにふさわしく、タバコすぱすぱ吸ってるようなワイルドめの狼たちがフロアにひしめいてて、ちょっ…と怖かったな(笑)
当日は、狼に負けてらんねーとか思って気張って猫Tシャツ着てったけど。。
完全に変な鍵盤弾きの猫が一匹紛れ込んじゃった感じ ( Ꙭ)
それにしても皆そろいもそろって声が、遠吠えみたいによくまぁ響くこと。
圧倒されっぱなしのあっという間の5時間。
一人目からもう全力で魂のこもった歌声が届いてきて、すごかった。
その中でもとりわけ届いてきたRIRIKOちゃんと田中雅紀さんのCDを衝動買いしてしまった私。
4曲入り200円とか7曲入り500円という価格設定は、思わず手が伸びてしまう…。
そんな低価格なのにクオリティはものすごいことになっていて、ちょっとびっくりするほど歌声がびんびんと心に響いてきた。
‥‥そういったこともあり、ライブを終えて私の頭に浮かんだ言葉は、、、きょ、『去就』の2文字?
もうね、去就問題に発展した。
この先の身の振り方考えないとなーって。
猛者たちに紛れ込んだ薄汚れた猫が、か細い声で「にゃあ…」とかって歌ってても全然届かないの。
空気変えることなんて、できやしないの。
でも、そうやって悩んでたら、
『歌の主人公そのままに翼々として、それでも懸命に歌っている姿は、誰にもないアリスさんだけの魅力だと思います。 』
って言ってくださる方がいて、私はそのお言葉を心の宝箱にしまったわけだけど。
『翼々(よくよく)』って言葉知らなくて調べたら、字面は羽ばたいてそうなんだけど意味は『びくびくするさま』ってあって、すごい私にぴったりで気に入っちゃった。
うすうす感じてたけど、私の存在はライブハウスでどうも浮いている。
下手くそっていうのもあるけど、翼々と歌う人って、音楽やってる人であんまり見受けられない異質な存在だからかも。
負け猫的なコンセプトも、男の人ではたまにいるけど女の人だとほとんどいないんだよなぁ、なぜか。
でももしかしたら、翼々としながらも、それでも懸命に歌うことが誰かの心を動かすことだって、あるかもしれない。
他にあんまりいないぶん、どこかに需要はあるかもしれない。
‥って急に目の前が開けてきた。
自分でも単純だなーって思うけど、誰かが言ってくれた一言で、救われる心地のすることもあるもんだな。
もう少し、がんばってみようと思う。
下手だし若くもないし滑稽かもしれないけど、負け猫系シンガーソングライターとして、もう少し色々とあがいてみる。
もしかしてこの先「ライブ活動」という形ではなくなるかもしれないけれども。
ArispiAとして、音楽で、言葉で、何が伝えられるんだろう。
上手い下手をこえて、心に響くものって何なんだろう。
何かつかみかけてるような気が、今はまだしてるから、まだ、もう少し。
ArispiA
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