努力家の適当主義者になりたい。

12月、山奥でのお寺バイト3回目のターンから帰ってきましたほっしぃ

山での経験は、実のところ、楽しさや美しさの裏にかなりしんどい面が含まれていた。
それこそ修行だなって思えるような。。

愛染明王様ってば私にそんな試練をお与えになられますかーって祈ったりしてたわけです。

1回目のターンは酒まみれでバカになった頭でゲラゲラ楽しいだけだったんだけど、2回目3回目のターンは、完全シラフでシリアスなシーンにフラフラさせられて。。

フシダラなことではなく、優しさを装って卑劣に芽を摘まれるような体験。
自由な感情の発露を巧妙に牽制される体験。

相変わらず私は、喋るとてんで使い物にならない。
真実と思えることの10分の1も伝えられず、うまいこと言いくるめられ、あまつさえ説教をされ、信仰も思想も浅はかな人というレッテルを貼られたような気がして、とても悔しい思いをした。

口から出てくる言葉は稚拙でも、頭の中では、悟りに近づこうと日日、無量の考えをめぐらしているんだ!そう心が叫んでいたにも関わらず、うーんよくわかんないや…というように黙って首を傾げて苦笑いを浮かべる。おきまりのポーズ。

今となっては、わかる。
あぁ、そういうこと全部、こういう場を利用して、まとまった文章として発表していけばいいんだな、と。

文章だったら、音楽だったなら、喋るよりずっと多くの真実を伝えられる、私の場合はそうなんだ。

そんなわけで、いつかあの山での出来事を小説にしたいんだけど、ともすればプライバシーに関わる内容でもあり、ちょっと設定変えればバレるわけないとは思うけど、数年間寝かせることに。

あの人たちは今も、あの閉ざされた山で、時に愛憎入り交じる心で祈ってんのかな。
私はどうにも息苦しくてたまらないから、新鮮な空気を吸いに次のステージに。。

+:.♯:.♪+.。*.+:.♯:.♪+.。*.+:.♯:.♪+.。*.++:.♯:.♪+.。*.+:.♯:.♪+.。*.+:.♯:.♪+.。*.+

というわけで、年明け早々、実に18年ぶりの海外旅行。
台湾に行ってきました!

いやぁ〜リフレッシュ、リフレッシュ。
寒い日本からあったかい台湾に行って、パッカーンと縮こまってた心を開くことができた。

旅猫を気取ってても勇気がなくて一歩が踏み出せなかった海外。

だけど今回、このチャンス逃すまいという強い気持ちがあった。

というのも、山で出会った旅人がちょうど家族で台湾に滞在していること、そして安く行ける方法を色々指南してくれたこと。
最初の一歩にはこれ以上ない追い風が吹いたため、やっと思い切って行動に移すことができたんだった。

私はこの愉快な旅人を尊敬していた。

30代で脱サラして40過ぎても定職につかず実家暮らし、住み込みで数ヶ月働いてまとまったお金を手にしたら海外に行き、何ヶ月も放浪するというライフスタイル。
遊んで暮らすための手段として、株のトレードなどもしている。

キャラが濃くユーモアもあり、私と違って喋るのがとても上手だ。

「んもう、ぼーっとしてどっか行っちゃわないでよ〜心配するじゃない!」
とか言いながら見知らぬ国でオタオタする私の面倒を見てくれた。
旅慣れした彼と行動することは勉強になることだらけだった。

それに、彼といると人生の不安が和らいだ。
こんな生き方、アリなんだ。好きなことばかりしてても、いいんだ。
堂々として優雅な旅人の言動は、そう思わせてくれる説得力があった。

旅人近影

このキャラでもって彼の稀有なライフスタイルをブログに綴ったら収入になるのではないか?と思った私はブログを勧めてみた。

お金も自分も大好きな旅人はノリノリで「本とか出してテレビ局とか来ちゃうかな〜?」なんて言ってて、私も「来ちゃいます!旅人さん人気者になっちゃいます!」などとおだてたらすぐにブログを始めたものの、写真とハッシュタグしかない投稿をし続けている。これじゃあインスタと何も変わらないじゃないか。。もっとやれると思ったのになぁ。これには失望してしまった。

でもそこでも、やっぱり喋ることと文章を書くことは別物なのだなとの認識を新たにした。

とは言うものの、私ももう4ヶ月以上ブログを更新していない、この体たらく。。

と、ここで最近感銘を受けた1冊の本を取り上げたい。

「食べて祈って恋をして」の作者、エリザベス・ギルバートの「夢中になることからはじめよう。」

ある一節に、あ、これ!私のことだ!!と、目がかっと見開いた。

自分は作家としては最悪の資質をふたつも持っている。まず怠け者である。そして、完璧主義なのだ。

ロボート・ストーン

最悪だ。私はまごうことなく、怠け者の完璧主義者だ。
完璧を求めて何事も更新の頻度が遅くなってしまうし、怠け者だからコツコツやり進めることもしない。
でも、それじゃあダメなんだ。なぜなら、

あまりにも多くの人間が完璧というものを信じている。おかげですべてがだいなしになってしまう。完璧を目指すと、ソコソコの成果さえ出せなくなるのはもちろん、現実性も、可能性も、そして味わいまでなくなってしまう。

この観点には、目から鱗だった。
完璧じゃないがゆえの味わい!そして可能性!

いつも毎年、今年こそはって思うけど。2019こそは。

というわけで、遅らせばながら今年の抱負を決めました。

怠け者の完璧主義者から、努力家の適当主義者への転向。

それで、たくさんの文章を、たくさんの味わい深い作品を発表していきたい。

うん、これなら、ハードル高くない。貫ける気がする。
:

:

・・・長くなりましたが、いつも心に持っていたい言葉を、上記の本から引用して終わろうと思います。

「あなたの価値は、成功や失敗ではなく、自分の生き方を貫いているかどうかで決まります。」 
:

:

2019、いい年にしましょうほっしぃ

ArispiA

お気軽にコメントどうぞ♪