AkemashitA2025.
2024年は後半からこのブログにて新しい企画を始めて、それがなんだかんだと軌道に乗った年でした。
そう、フキダシを作って、キャラクターにセリフを喋らせ、それをすぐに消してしまうというアイデア。基本的にせっかく生み出したものは全て残しておきたいと思う人間(もったいないオバケ)なのでインスタのストーリーなどを好まなかったのだけど、やってみて「すぐに消えてしまう」ことの良さに気づけた。なんかライブっぽくなって、場所に新鮮さと活気が出てくる感じ。ブログに訪れてくれる人も増えたし、キャラに愛着も芽生えてきて、もっとこの場所を大事にしたいと思えるようになった。
でもArispiAとしての成功を目論むのなら、広報としてのSNS、特にXとインスタをがんばるべきだ。がんばりたい気持ちがあるのに、なんでがんばれないんだろう。原因を探ってみると、Xとかインスタって絶対的に『いいね』疲れがあるんだよな。もはやそんなこと気にしてない風に見えて、やっぱり根本にそれがある。茶渋のように深層心理にこびりついて、活発な発言を躊躇させてる。この秘密の家で、ひっそり思いの丈を書き綴るのが最も気持ちが楽で、のびのびと言いたいことが言える。ここ数年は密かにずっとそんなことを考えていた。
そして、例のオープンイノベーションのプラットフォームWemakeでまたひとつ、アイデアを投稿した。
今年一発目の日記は、考案した新しいSNSのご紹介です。
▲:::▲
株式会社東芝様主催の、「人流データ」を活用した製品/サービスアイデア。
いまやビーコンやカメラは街の中の様々なところに設置されて、時々刻々と人の行動データを取得しています。東芝は、街中のビーコンやカメラから得られるデータをAIを用いて解析することで、「特定の行動をしがちな人」が持つ共通の特徴を見出したり、逆に「特定の特徴を持つ人がしがちな行動」などのパターンを見つけることができます。
このように「ビーコンと、カメラ・AI解析技術から取得できるデータ」と、街の様々なタッチポイントに設置されている東芝の「エレベータ、駐車場ゲート、駅の改札機、POSレジから取得できるデータ」などを組み合わせることで、人の流れや行動の傾向を把握できるデータを人流データと呼びます。
本プロジェクトでは、これらの”人流データ”を活用して、皆さんの生活を豊かにするサービスのアイデアを求めるものです。
人流データねぇ。怖いな未来の監視社会。そんなことを思いながら私が提案したアイデアはこちら。
人ではなく場所をフォローする匿名SNS『HIASPOT』

提案概要
カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現するためには、 なるべく無駄な移動を省き、今いるこの場所で楽しむことが大切です。 そのためのプラットフォームとして、人ではなく場所をフォローする匿名SNSを考案しました。
この匿名SNS『HIASPOT』には、 HIA(今いる場所)とSPOT(フォローしている場所やお店)の二つのタイムラインがあり、 ユーザーは匿名で口コミや写真を投稿できます。(SPOTのタグ付けも可能)
スポットは公式アカウントを用いて宣伝情報を流すことができます。 匿名ユーザーは無料ですが、スポットは月額料金を払うと広告や割引クーポンを流したり、 人流データとSNSを掛け合わせたアナリティクスを受け取ることができます。
匿名であるがゆえ、忖度せずに「いいね」と「バッドボタン」を押せますし、 フォローや投稿も本音なので、ユーザーの本当の趣味嗜好や好き嫌いが分かります。 そのため広告は訴求性が高く、アナリティクスもかなり実用的で、経営に活かすことができます。
また、今いる場所で時間が空いた時に数時間だけの隙間バイトのマッチングも行います。
提案内容のターゲットとその課題
【スポットターゲット】
・食べログやGoogleマップなどで悪質口コミを書かれて、それがいつまでも残ってしまい困っているお店
・周辺の人流データや顧客の属性・好き嫌いなどを把握し、経営に活かしたいと思っているお店
・客の入りの時間帯による落差、フードロスや在庫処理に困っているお店
・バイトの人員が思ったように集まらない、当日ドタキャンや遅刻に困っている会社
【SNSユーザーターゲット】
・承認欲求と自己顕示欲にあふれたタイムライン、いいね返しなどでSNSに疲弊している人
・自ら発信したい欲求はあるが、忖度や見栄から本音を呟いたり気軽に発信できていない人
・インフルエンサーばかりが注目され、フォロワーやいいねの数を比較してしまい、自分の存在価値を感じられない人
・防犯上、気軽に現在地の情報を呟けない10〜30代女性
・2ちゃんねるやヤフコメなどで匿名投稿の良さや楽しみ方を知っている40〜60代男女
・隙間バイトでお金を稼ぎたい気持ちはあるが、前もって応募し現地に出向くのは腰が重い人
・旅先や用事で行った先でどこかへ立ち寄りたいが、うまく見つけられない人
ターゲットが抱える課題の裏付けはありますか?(データ・実体験等)
ユーザー側の視点ですが、私自身がSNSに疲弊しています。本当にいいと思ったものにいいねをするのではなく、いいねをくれた人に儀礼的にいいねを返したり、フォロワーの反応を気にして本音で投稿せず、いろいろ考えてるうちに時が経って結局投稿しなかったりします。それに自宅や行き付けの場所はバレないように注意を払うため、自宅周辺のお店や場所を応援したくてもできません。人目を気にして気軽に楽しく発信できていない自分自身に対してストレスが溜まっています。
また、私はたまに隙間バイトをしているのですが、前もって応募し初めての場所に出向くという行為がとても大変です。体調を崩したり天候が悪かったり交通機関が遅延するなどの懸念があるので、当日急に予定が空いた時などに近場でサクッと働ければストレスないのにと常々思っています。
そして現在、イーロン・マスク牛耳る旧ツイッターが迷走を続け、インプレッションを求めて群がる「インプレゾンビ」が多くのユーザーを辟易させています。そんな今だからこそ、旧ツイッターの受け皿となるSNSを皆が探し求めているため、巨大プラットフォームの牙城を崩す隙があると思っています。
解決策と顧客への提供価値は何ですか?(できる限り具体的に記載してください)
一番の顧客への提供価値は経営に活かせる詳細なアナリティクスですが、人流データとSNSを掛け合わせると多大な価値と可能性が生まれます。
ライドシェアなどシェアリングサービスとの連携や、新規事業を画策する第三者企業へのビッグデータの販売は収益性が高いですし、 今いる場所で存分に楽しめればCO2削減になります。 お得情報を効率的にユーザーに届けることでフードロスや在庫処理の解決策にもなります。
ネットではなくお店で購入する体験の楽しさを知ってもらうこと、バーチャルではなくリアルの風景に感動するきっかけ作り、人手不足解消、地方の町おこしなども期待できます。
将来的にはメルカリのような中古取引市場への進出を計画しています。(配送を伴わず匿名で渡せるロッカーを作るなど)
もし自治体が参加すれば、防災や社会インフラの役割も果たすでしょう。また、世界進出の展望も大いにあると思っています。
最後になりましたが『HIASPOT』は『TOSHIBA』のBをPに変えたアナグラムです。
BtoP(people)、顧客だけでなく全ての人々のためにという願いを込めました。

▲:::▲
人ではなく場所をフォローする匿名SNS『HIASPOT』いかがでしたか?
結果はこちら。落選です。TOSHIBAのBをPに変えたアナグラムを考えた時点でニヤニヤが止まらなかった私ですが、一蹴されました。人流データの活用というテーマをほとんどスルーした荒唐無稽なアイデアでした。(しかし落選だからこのアイデアの著作権は私のもの。。落選じゃなかったら守秘義務が発生するのでここで公開できない)このアイデアを使いたい方は私まで一報ください。
・・・寒風ふきすさぶ。
荒唐無稽なアイデアをここで発信する引っ込み思案な頓珍漢として、今年もめげずに頑張りたい所存。
▲:::▲
先ほど、毎年の如く襲ってくる年始の焦燥感により、ArispiAで1円もお金を稼げない現状を今年こそ変えたく、発作的にこのブログの下の方に紹介キャンペーンのリンクを多数貼り付けた。広告は死ぬほど嫌いだけど、自分の使ってるサービスの紹介程度だったら許せるよね。自分が使ってていいなと思うサービスや商品の紹介をしてポイントをゲットする仕組みを作ったことで、一つ小さな達成感を味わいました。
2025年、ここを見てくれてるみんなもいっしょに明るい未来を目指してがんばろうね!「またなんかArispiAがおかしなことを言ってるな・・」くらいのノリで、ArispiAを心の拠り所にしてもいいよ。
縁起のいいインターネット空間目指して、ここを訪れてくれた人がみんななんだかんだ幸せになるよう、たまに祈っておくから。(年始くらいポジティブにまとめようそうしよう)
⭕️ArispiA⭕️