香港一人旅② 重慶大厦の幸運なゲストハウス

香港らしい賑わいでいつも人でごった返す尖沙咀(チムサーチョイ)のネイザンロード沿いに建つ、1961年築の複合ビル。

重慶大厦(チョンキンマンション)

(「ちょんきんまんしょん」て打つとすぐ「重慶大厦」に変換されて地味に感動した。)

アジアの中でも屈指の人口密度・地価・物価の高さで有名な香港。当然ホテル代の相場も高いのだけど、重慶大厦には安宿が30以上集まっていて、世界中からバックパッカーたちが集まるそう。
大きなリュックを背負ってカメラぶら下げてたからか、入口付近でインド系の人々にめっちゃ片言の日本語で喋りかけられる。
「ヤスイヤド、アルヨ~」「シムアルヨ〜」など。
話しかけられると思わず反応してそっち見ちゃうけど、無視して足早に通り過ぎましょう。
マンション内はインド人だらけ。電子機器の部品やらインド料理店やら、ちょっと小汚い感じのお店がひしめき合っていて、いかがわしい雰囲気。だけど、そこが面白味でもある。
(すみません、一枚も写真撮ってなかった。。)

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また、重慶大厦の両替店は香港で一番レートがいいと聞いていたのだけど、外貨両替のお店は1〜2階になんと35店も軒を連ねている!
エントランスにはいつもインド系や黒人系の怪しげな人々がたむろしていて中に入りにくい雰囲気ではあるけれど、怖がって手近で済まそうとするなかれ。
入口側の両側2店舗はぼったくり。奥の方のお店の方がレートがいいです。
たくさんのお店の中から「 🇯🇵 We Buy」と書いてある数字を比較するのだけど、スマホとにらめっこしレートの見方を理解するのに30分くらいかかった。。
→オススメ香港両替のお役立ちサイト

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客引きをかいくぐり、両替をすませ、入り口から一番近いエレベーターに乗って11階まで。
ようやく本日泊まるゲストハウスに到着しました。
Fortunate Guest House(フォーチュネイト ゲストハウス)」、訳して「幸運のゲストハウス」であります★
5/22(水)〜5/26(日)までの滞在で、4日間10,608円なり。

マリン風のインテリア・水色のドアが可愛い

ドキドキして中に進むと、どこかトルコ人風のふくよかな美人店主がお出迎え。にこやかでとても感じが良かったので、ホッとする。
オートロックだっていうのに、中に鍵を置いたまま出てしまう失態を2回もやらかしたのだけど、その時も
「Oh, I’m sorry …ん〜・・・locked.」
困り顔でドアノブをひねるジェスチャーで訴えると、嫌な顔せず笑って鍵を開けてくれた。大げさに「Thank you so much! 」と感謝する私。
出かける時など顔を合わすと、うふふ、あなたね、みたいな感じで笑ってくれてうれしかったな。

向こうも良い印象を持ってくれたのか、初日は小さなペラッペラのタオルしか置いてなかったのが、翌日からふかふかのバスタオルに格上げ。毎日ふかふかのものに交換してくれた。
期待してなかったのに、毎日帰ってくると、清掃・ベッドメイキングもしてくれてあった。

女性が経営している宿だからか衛生管理がしっかりしており、エレベータ前の広場で洗濯物を乾かしている風景が気持ちよかった。

これは、あたりのゲストハウスなんじゃない?
重慶大厦の安宿でひどい目ににあったという口コミを多々見ていただけに、この幸運を喜んだ。

めっちゃ狭いし、空調もあんまりきかないし、テレビも映らなかったけど、専用トイレもそこそこキレイで専用シャワーのお湯も出るし、ちゃんと充電できるし、Wi-fiもサクサク、天井に扇風機ついてるし、窓から風も入ってくる。

何と言っても立地が圧倒的にいいよね。10分も歩けばもう海。
有名なプロムナードの夜景が楽しめます。
毎日午後20時から行われる10分間の「シンフォニー・オブ・ライツ」を見に行った。レーザー光線やイルミネーションに彩られた香港の摩天楼を見ながら、ぼーっとした頭で朝からのショッキングな出来事を振り返り、初日を終えたのでした。

一週間後マカオから帰ってきた時に、再び重慶大厦内の違うゲストハウスに泊まるのだけど、そこでもう一度ここを選ばなかったことを後悔することになるとは。。。

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次回は、重慶大厦が舞台となった1994年の香港映画『恋する惑星』について、ちと語ろうかと思います♪

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